めまいの薬

急にめまいが現れると日常生活が非常に困難となりがちです。
早く治すためにも薬が欲しいところでしょう。
これは病院を利用することでもらえることもあります。
どんな薬があるのか、いくつかご紹介しましょう。

抗めまい薬

めまいの症状を抑えるための薬です。
めまいの原因の一つは耳となりますが、この薬は内耳の血流を改善することでめまいの症状を抑えるものとなります。
血流が原因でめまいが起きているときなど、この薬を飲むことでめまいが改善する場合があります。

ステロイド薬

アトピーの治療薬として有名なステロイドですが、その他の症状のために処方されることもあります。
めまいはステロイド薬が処方されることのある症状の一つとなっています。
副作用への心配の声がよく上がりますが、もちろん医師は副作用も計算に入れて処方していますから、用法や容量を守っている限りは問題ない場合がほとんどです。
めまいの改善に役立つこともありますから、処方されたら使用を考えてください。
もし不安なことがあれば処方時に医師とよく相談するといいでしょう。

吐き気止め

めまいが起きるとずっと目が回っているような状態となり、吐き気を感じることもよくあります。
そのようなときになるべく気分が悪くならないように、吐き気止めもめまい薬の一つとして処方されることもよくあります。

抗不安薬

不安を抑える薬となります。
精神が不安定になっているとき、精神科や心療内科、メンタルクリニックなどで処方されることのある薬ですが、めまい薬の一つとしてこれが処方されることもあります。
一見すると関係ないように思えるかもしれませんが、これで症状が改善することもあるため、処方されたら医師の指示通りに飲むようにしてください。

実際に処方される薬について

めまい薬をいくつかご紹介しましたが、この中で実際にどれが、どのように処方されるかはケース次第となります。
めまいはどのようなメカニズムで起きているのか、患者それぞれの症状によっても違いますし、その治療法も変わります。
薬の処方は補助的なもので、主な治療は病院での処置だったり、リハビリや体操といったものだったりする場合もあります。

めまいには必ず薬が出る、その薬を飲めば基本的に治るというものとは限りませんから、受診した病院で医師とよく相談してください。
また、受診する病院もめまいの種類によって耳鼻科か神経内科かになるなど、違いがあります。
今出ているめまいの種類によって受診する病院を選び、そちらで医師とよく相談してください。
なお、めまいとともに言葉がうまく話せない、強い頭痛がある、体がしびれるなどの症状があるときは緊急性が高い可能性があるため、救急車の使用も考えてください。